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「茶の湯文化学」第22号
熊倉功夫・程 啓坤 編
唐の文人陸羽の著した『茶経』は、茶文化の源流としてその後の中国・日本に大きな影響を与えた。
本書は、陸羽『茶経』に関する基本文献であると同時に、日中共同研究の最先端の成果である。
【掲載内容】
Ⅰ 陸羽『茶経』の研究
陸羽その人物と業績………………………………………………姚 国坤 (中国農業科学院茶葉研究所研究員)
『茶経』に関する発生学的研究―隠逸と茶………………………関 剣平 (浙江樹人大学副研究員)
陸羽『茶経』の歴史的影響と意義…………………………………沈 冬梅 (中国社会科学院歴史研究所研究員)
唐代陸羽『茶経』の経典化の過程について―学術の伝播と受容の観点より見て……余 悦(江西省社会科学院研究員)
『茶経』の用字に関して……………………………………………高橋 忠彦 (東京学芸大学教授)
唐代における茶葉の種類およびその加工に関する研究―主に陸羽『茶経』に拠って……程 啓坤 (中国国際茶文化研究会名誉副会長)
陸羽の『茶経』に見える地方の茶と現代東アジアの茶生産……中村 羊一郎 (静岡産業大学特任教授)
Ⅱ 『茶経』と日本
古代日本における『茶経』の影響…………………………………中村 修也 (文教大学教授)
陸羽の『茶経』と岡倉天心の『茶の本』……………………………熊倉 功夫 (静岡文化芸術大学学長)
Ⅲ 史料
『茶経』原文と訓読…………………………………………………高橋忠彦
四六判 並製 354頁