浅井 俊典 著
信長に攻められ滅亡した近江・浅井氏。
しかし、長政の子は密かに落ち延び、「浅井長政嫡流」を継いできた――。
近江の戦国大名浅井長政は、信長に敗れ1573年(天正元)9月1日自刃し、長男の万福丸も処刑され、浅井氏は滅亡したというのが通説となっている。
ところが長政は、小谷落城を前に乳飲み子である男子を密かに忍び落とした。この子供、浅井帯刀秀政は、会津橫田・山ノ内家に落ち延びて客分として育てられた後、元服を終え、越後に落ち延びた。そして今日に至るまで、長政の嫡流の血脈は、越後で続いてきた。
本書は越後浅井家に残る古文書を基に、今まで歴史の表に出てこなかった「越後秀政」と「越後浅井家」の詳細を明らかにし、同時に越後秀政が、長政の嫡子嫡流であったことを解明したものである。
前作『真説 浅井長政嫡子 越後・浅井帯刀秀政』を大幅加筆修正、未出新史料も多数掲載。
【著者】
浅井俊典 (あさい としのり)
1950年 新潟県魚沼市大白川に生まれ育つ。越後浅井氏末裔。
1973年 明治大学商学部卒業。
旧住友(平和相互)銀行を経て、民間会社勤務。
著書『真説 浅井長政嫡子 越後・浅井帯刀秀政』(2012年 ミヤオビパブリッシング)
四六判 並製 370頁 定価1,600円+税