―金子みすゞ詩集百選
小さな命を見つめ続けた優しい女流詩人
『若き童謡詩人の巨星』とまで称賛され、二十六歳の若さで世を去った―
こだまでしょうか
さびしいとき
木
早春
私と小鳥と鈴と
こころ
白い帽子
失くなったもの
学校
あの子
積もった雪
星とたんぽぽ
土
他
※NHK「歴史秘話ヒストリア」で紹介された詩は、全て掲載されています。
『積もった雪』
『星とたんぽぽ』
『土』
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oz plus 2015年7月号
金子みすゞ プロフィール
明治36(1903)年、山口県仙崎町(今の長門市)に生まれる。
大正末期にすぐれた作品を発表し、西條八十に「若き童謡詩人の巨星」とまで賞賛されながら、二十六歳の若さで自らの命を絶つ。
死後、その作品は散逸したが、五十余年を経て、その作品の全貌が顕かにされ、天才詩人として注目される。
新書判 並製 192頁