元弘の役の舞台にもなった京都の古刹、笠置寺。
その草創から現在に至る激動の歩みとは―。
【内容】
京の南、風光明媚な山の頂に佇む屈指の古刹、笠置寺。
歴史の荒波に翻弄されながらも連綿と続いた1300年の歩みを、丹念な調査研究により振り返り、五十六億七千万年後弥勒下生の未来を照射する。
同地に生を受けた著者による、景勝地・笠置の詳細な解説も魅力。
【著者】
小林 義亮(こばやし ぎりょう)
1939年 京都府生まれ。大阪大学法学部卒。
1962年 大和銀行(現りそな銀行)入行。
1993年 東京審査部長を最後に同行を退職し、同行関係会社役員に就任。
1999年 60歳の誕生日を待ち関係会社役員を退任。以後、笠置寺関係の研究に専念する。
2011年 社団法人日本山岳会常務理事就任。
2013年 同会公益社団法人に改組後常務理事退任。
四六判 上製 444頁 口絵6頁