最果ての海辺で人知れず
和の食文化を支え続けた人々の記録
知床岬の麓、羅臼昆布の繁茂する海に臨む最果ての地、『赤岩』。
すべてのライフラインも届かぬ過酷な環境の中、格闘とも呼べる昆布漁に従事する人々。
大自然の中、生きて生かされてきた家族たちと共に働き、まっすぐな視線で日々をとらえた写真家の十年の記録。
そこにあった確かな熱、夏の記憶。
平成の掉尾を飾る、渾身のフォトドキュメント。
【著者】
中西 建太郎 (なかにし けんたろう)
1971年 京都府に生まれる。
日本大学芸術学部写真学科を卒業した後、アジア諸国、知床羅臼を中心に取材活動。
2016年 新宿、大阪ニコンサロンにて『赤岩』―知床岬昆布番屋の夏― 個展開催。
B5判 並製 160頁 定価2,000円+税