愛する人との突然の別離、そして訪れる永遠の別れ。
彼女に残された時間は、あとわずか―。
●内容紹介
身に宿した三人目の子どもとともに事故で命を落とした風子(ふうこ)。彼女のいなくなってしまった家で暮らす夫と二人の子どもたちや友人、親族たちの姿は、最後に与えられた約四十日の意味を考えさせていくのだった。
生と死、絶望と虚無を越えて「世界を受け入れる」、愛の物語。
四六判 並製 224頁
◆著者プロフィール
医療、福祉、介護関係の仕事の傍ら、一男一女の母として育児に勤しみ、そこからの学び、気づき、喜びを文章にしている。リラックス方法は、季節のフルーツやスパイスを入れた紅茶、チャイを飲むこと。紅茶コーディネーターの資格を持ち、日々、新しい飲み方を模索中。